大分県柔道連盟会長からのごあいさつ

 就任のあいさつ     

  平成29年度の役員改選により、前会長であった山中圏一氏の後任として大分県柔道連盟の会長に就任いたしました。

 これまで理事長として活動をさせていただきました折には、皆様方からご指導ご協力を賜り、心から感謝申し上げます。

 柔道は明治15年「嘉納治五郎師範」によって、人としての知育・徳育・体育の養成を目的として創始され、今や世界中の200を超える国や地域において行われています。

 そして、選手たちはオリンピック・世界選手権・各種国際大会において、その柔道の魅力をいかんなく発揮し、世界中の多くの人々の心をつかみながら成長を続けています。

 その反面、家元である日本の柔道人口が減少していることが大きな問題であることも違いはありません。

 柔道が、武道である以上は試合に勝つことも重要でありますが、それに増して礼節を重んじるとともに柔道を通じ、嘉納師範のお言葉のとおり「成己益世(己を成して世の中を益する)の精神をはぐくむことが、これから先も柔道をもっと繁栄させるための大きな要素ではないかと考えています。

 柔道を志す皆さんが、試合や稽古においては正しく組んで「一本」を取る柔道を貫き、また、人を思いやり世の中の役に立つ柔道家へと成長するよう希望しています。

 結びに、柔道を愛する人々が増え、大分県柔道が更なる成長を見せられるようにホームページも充実してまいりますので、関係各位に一層のご協力をお願いし、就任にあたってのあいさつとさせていただきます。